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”のりもの”好きのイラストレーターが見た乗り物たちのしぐさを

「ふるさとのデパート」で防災演習!鹿児島市消防局の消防車集結!!

今日、9月1日は、防災の日でした。

 

鹿児島市の各所でも、防災の日にちなんだ「消防演習」が行われました。
そのうち、「ふるさとのデパート」のキャッチフレーズでお馴染みの鹿児島のデパート“山形屋”さんに、いろんな消防車(Fire truck)が集結。
開店前の山形屋さんの1号館前は、赤一色に染まりました。

 

私が、現地に到着したのが一足遅れまして、指揮官から

「撤収!!」

の声が響いた時でしたので、各車両が各部署に帰って行く際の光景をご紹介いたします。

 

水槽付消防ポンプ車

鹿児島市のHPでは、「タンク車」で紹介されています。

こちらは、「ポンプ車」と異なり、消火栓や防火水槽がなくても、車両自身に「タンク(水槽)」を持ち、車両によって異なりますが、1,500~2,000リットルの水を入れて、現場へ急行できる仕様になっています。

また、ポンプも備え、タンクに貯めた水を放水出来るそうです。

 

2019年9月1日(日)の山形屋さんの消防演習では3台・3種類が確認されましたが、

「水Ⅰ型」タイプと思われる車両たちで、1,500L以上2,000L未満の水を水槽(タンク)に貯めて現場へ急行できる仕様と思われ、3車種(各3台)が駆けつけていました。

 

1台目は、「上町分遣隊」所属の水槽付きポンプ車。

こちらは、5t車クラスのシャーシを使用した「水Ⅰ-B」型のようです。

http://www.city.kagoshima.lg.jp/shobo/sbsoumu/kurashi/bosai/shobokyoku/gaiyo/sharyo.html#tanku

【中央消防署上町分遣隊 所属】水Ⅰ-B型

この上町分遣隊所属の水Ⅰ-B型は、これらご紹介する2台の水槽付きポンプ車と異なり、この消防車自身に備えられたホースを伸ばして消火活動に参加していたようです。

 

2・3台目は、「中央消防署本署」と「南林寺分遣隊」所属の水槽付きポンプ車。

こちらも、水槽に1,500L以上2,000L未満の水を水槽に貯めて現場へ向かい、1台目の「水Ⅰ-B」型より短い4t車クラスのシャーシを使用し、その短さを活かすことで、小回りが利くように製作された「水Ⅰ-A型」と思われます。

http://www.city.kagoshima.lg.jp/shobo/sbsoumu/kurashi/bosai/shobokyoku/gaiyo/sharyo.html#tanku

【中央消防署本署 所属】水Ⅰ-A型

http://www.city.kagoshima.lg.jp/shobo/sbsoumu/kurashi/bosai/shobokyoku/gaiyo/sharyo.html#tanku

【中央消防署南林寺分遣隊 所属】水Ⅰ-A型

このうち、「中央消防署本署」所属の水Ⅰ-A型の車両は、これからご紹介する中央消防署本署所属の「はしご車(スーパージャイロラダー)」に、「南林寺分遣隊」所属の水Ⅰ-A型は同じ南林寺分遣隊の「屈折式はしご車(日野RANGER スカイアームΣ20)」に水を供給して、放水活動に参加していたようです。

 

水路付きはしご車

こちらは、消火栓、防火水槽、あるいは上記の「水槽付きポンプ車」などから水を得て、はしごを伸ばして放水・消火活動を行う消防自動車で、2車種(各1台)が参加していました。

 

1台目は、中央消防署本署所属で、鹿児島市のHPでは、「はしご車」で紹介されている車両で、2019年度(本年度)に導入された新車両。

日野自動車のはしご車専用のシャーシ「MH」を使用し、消防車の開発、製造、販売を専門とする株式会社モリタで製造された車両で、車両名は「スーパージャイロラダー」です。

当日は、これまで(上)にご紹介しました「水槽付きポンプ車(中央消防署本署の水Ⅰ-A型)」から水を得て放水を行っていたようです。

https://www.morita119.jp/fire_engine/ladder/006.html

はしご付き消防自動車(日野自動車+モリタ:スーパージャイロラダー)

http://www.city.kagoshima.lg.jp/shobo/sbsoumu/kurashi/bosai/shobokyoku/gaiyo/sharyo.html#hashigo

はしご付き消防自動車(日野自動車+モリタ:スーパージャイロラダー)

https://www.morita119.jp/fire_engine/ladder/006.html

はしご付き消防自動車(日野自動車+モリタ:スーパージャイロラダー)

 

台目は、中央消防署南林寺分遣隊所属で、鹿児島市のHPでは「屈折式はしご車」で紹介されています。

こちらは、日野自動車「RANGER」をベースに製造されたスカイアームΣ20で、当日は同じ「南林寺分遣隊」所属の「水槽付きポンプ車(水Ⅰ-A型)」から水を得て、放水活動を行っていたようです。

http://www.city.kagoshima.lg.jp/shobo/sbsoumu/kurashi/bosai/shobokyoku/gaiyo/sharyo.html#sk

屈折式はしご車(日野自動車〈レンジャー〉 スカイアームΣ20)

http://www.city.kagoshima.lg.jp/shobo/sbsoumu/kurashi/bosai/shobokyoku/gaiyo/sharyo.html#sk

屈折式はしご車(日野自動車〈レンジャー〉 スカイアームΣ20)

 

指揮車

最後まで現場に残ったのは、火災現場で消火活動などの指揮をとる“指揮者”を乗せる自動車で、鹿児島市のHPでも「指揮車」で紹介されています。

http://www.city.kagoshima.lg.jp/shobo/sbsoumu/kurashi/bosai/shobokyoku/gaiyo/sharyo.html#shiki

【中央消防署本署 所属】指揮車

以上、6台の消防自動車が出動しての「防災演習」でした。
先述の通り、放水場面は見れなかったのですが、鹿児島の各テレビ局では...

・MBC「南日本放送」

・KKB「鹿児島放送」 

の2局が山形屋さん館内の訓練の様子を紹介していました。

 

まけ

「防災演習」では、鹿児島県警察も参加していたようで、パトカーが帰り支度をする一部の消防車たちより一足お先に署へ帰って行きました。「防災演習」は、山形屋さんの1号館側前の「金生通り」の鹿児島駅前方面へと向かう道路の1車線目(通常はタクシーの待機レーン)を使用。その他の車線は通常通りの自動車等の往来があり、鹿児島市電も通常通り運行されていました。写真は鹿児島市電の9500形9511号が写っていますが、私としては、同じ9500形でも、パトカーカラーの「交通安全号」に来て欲しかったのですが...