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”のりもの”好きのイラストレーターが見た乗り物たちのしぐさを

ピカピカの”なのはな”カラーのキハ200、帰還!

ピカピカの”なのはな”カラーのキハ200が、久しぶりに姿を見せました。

 

2019年7月17日より、福岡県は北九州の「小倉総合車両センター」に、検査と車体の塗装の再施工のために、「鹿児島車両センター」より日豊本線経由で自走の上、入場していました”キハ200形”の8番ユニットが、同じく、自走の上、本日2019年8月12日に日豊本線経由で「鹿児島車両センター」に帰ってきました。

電車ではなく、気動車ディーゼルカー)ゆえに、自身で排煙を吹き出すことから、車体正面や屋根は、煤で黒くなってしまうのですが、小倉総合車両センター(通称:KK)で綺麗にお化粧直しされて、ピカピカです。

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なのはなカラーに綺麗にお化粧直しされたキハ200の8番ユニット。車体はもちろんですが、台車や床下機器もブラックやダークグレーに塗装されていて、締まって見えます。

鹿児島車両センター所属のキハ200が主役として活躍する指宿枕崎線は、キハ200が、鹿児島地区にデビュー1992年頃は、まだローカル線としての性格も色濃かったのですが、現在は、沿線宅地化や商業施設の進出や開発により、人口が増え、利用者も鹿児島中央~慈眼寺~五位野間で特に増えています。

その結果、車内もそれまでの転換クロスシートからロングシート化の改造を受けて、お客様の車内混雑防止に対応し、

 

こうした座席配置の変化により、形式もそれまでの、

「キハ200-0番台 + キハ200-1000番台」

(この写真の列車で言えば、キハ200-8(0番台の8号車)∔キハ200-1008(1000番台の8号車))

「キハ200-550番台 + キハ200-1550番台」

に変更されています。

 

今回の小倉総合車両所(KK)の入場で、このきは200の8番ユニットも、まさか、ロングシート化へ改造されてしまうのでは?と心配しましたが、撮影した写真を見る限り、今回は機器類のメンテナンス・検査・修理と車体のお化粧直し(再塗装)で完結したようです。

もう一つ気になったのは、気動車の心臓ともいえるエンジンの装換も施されるかな?と思ったのですが、今回は、そちらも見送られたようでDMF13HZAエンジンが、ピカピカの状態で装着されていたようです。

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足回りもピカピカになりましたが、床下に鈍く銀色に光る管が見えますが、そこにDMH13HZAエンジンがあります。ドアもシルバーに塗装したのでしょうか?とても綺麗に見えます。

鹿児島は、活火山桜島もある関係で、降灰(火山灰が風に乗って鹿児島県下をはじめ、時に宮崎県などの隣県にも降灰が観測されることもあります。)鉄道車両たちに限らず、乗り物たちにとっては大変住みづらい環境かもしれません。

 

こうして、整備を担当される整備士(職人)の皆様、そして運転をはじめとする乗務員の皆様、日々メンテナンスを担当されるスタッフの皆様のご尽力に感謝しながら、大事に大事に、長く使えるようにと願いたいものです。