Train-1031GoU

乗り物を人+デザイン+物語で楽しむ

鹿児島市電の表情を求めて…

■□■□■ 鉄分度★★★☆☆ ■□■□■

梅雨入り前。
まだ雨の降っていない鹿児島市を歩いてみました。

鹿児島市電の車両模型を、“オリジナル+ハンドメイド”で作りたい。
「でも、市電ってどんな表情をしていたかな?」
と思い、打ち合わせや買い物の合間などを利用し、カメラを持って“普段”の何気ない鹿児島市電たちの表情を求めてみました。

朝 Morning

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【電車の行進】

 形  式  ;600形
 車  番  ;
614号
製造(車齢) ;1962年12月(54歳)
メ ー カ ー;帝国車輌工業
≪特   徴≫
鹿児島市電の旧型電車は、ほっそりとした面長。
600形は、運転士の視界を遮らない大きなフロント中央の窓、そして左右サイドに縦長のほっそりとした窓を備え、運転席からの視認性がグンとあがり、「鹿児島顔」と呼ばれる基礎を生んだ歴史的な車両でもあります。
運転士からの好評を得たこのフロントデザインとレイアウトは、のちに都電7000形の影響を受けてデザインされた先輩格の500形にも「鹿児島顔」へと改造工事されることとなります。

Noon

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【一仕事、終えて】 

 形  式  ;600形
 車  番  ;605

 愛  称  ;イベント電車
製造(車齢) ;1959年3月(57歳)
メ ー カ ー;ナニワ工機(現アルナ車両
≪特   徴≫

もともとは、先の614号と同じく料金箱を備え、1日中鹿児島市街地を走り回った一般車として命を授かります。
そんな中、鹿児島市交通局の市電のイメージアップを実施すべく、1991年6月、605号に与えられた任務は「ビール電車」でした。インテリアは大きく変わり、バーで見られるようなテーブル、それも車窓を楽しむべく車体側面の窓向き設置され、さらにやや脚の長いチェアが設けられるといった改装に。
これらはすべて、当時の局職員により工夫に工夫を重ねて出来たもの。
当初は、鹿児島とは実はゆかりのあるサッポロビールがスポンサーとなり、愛称も「薩幌館」と名付けられていましたが、2000年からはスポンサーも霧島高原ビールへと変わり、2012年3月までの20年あまり❝ビール電車❞として活躍します。
その後、霧島高原ビールとのスポンサー契約も終わり、エクステリアのカラーリングを変え、2012年7月より「イベント電車」として、再び活躍を見せています。
鹿児島市電唯一の貸切専用車両。使い方は自由自在。「Xmas電車」や各種パーティー等でもしようされていて、ビール電車の時よりも稼働率が上がるなど、人気はどんどんうなぎのぼりです。

この日は、団体の移動で片道だけ貸し切られたそうです。
お客様を降ろして、605号はどこか仕事の達成感を漂わせる表情に見えなくもなく、さっそうと二官橋通交差点を甲高いモータ音を轟かせて車庫へと向かっていきました。

夕 Evening

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【夕方の出陣】

 形  式  ;500形
 車  番  ;504
製造(車齢) ;1955年12月
メ ー カ ー;東洋工機
≪ 特 徴 ≫  
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「614号」での≪特徴≫の項目でも記しましたが、この500形はもともとは都電7000形の影響を受けた”顔”でデビューしていました。ところが、運転席の中央に窓と窓の間を埋めるピラーがあり視認性がやや劣ったのも事実。
対して、500形に代わって製造された600形は視界を遮るピラーが視界真ん中に入らないとして好評を博します。
1969に、集電機器をビューゲルから菱形のパンタグラフへ。同時に、フロントデザインも600形の「鹿児島顔」へと改造された模様です。
その他にも、冷房化改造、延命工事などを施されつつも、今年2016年12月に還暦を迎えます。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□散策を終えて■□■□■□■□■□■□■□■□■□
今日の写真はほんの一部。
写真を見比べてみると、同じ形式でも、実は所々細々と違いがあります。
それは、車両それぞれに合わせて、鹿児島市交通局の職人さんたちが各々の”個性”に合わせて改造していったから・・・らしいです。
その話は、また別な機会に…
1両1両違う…さて、どの車両を制作しようか…迷います(笑)

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でも、次回作は↑写真のこの電車(鹿児島電気軌道1号形)とは違うスタイルと味で制作してみたいと思います。

終点までご乗車いただきまして、誠にありがとうございました。
またのご乗車をお待ちいたしております。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 写真につきまして ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
写真、絵、文章等の勝手な引用は、ご遠慮いただきますようお願いいたします。
ご使用の際は、お手数ではございますが、必ずご連絡をお願いいたします。
皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

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